Jun 18, 2021

煮穴子

好みはひとそれぞれだと思うけれど、
夏の穴子に心を掴まれる。

穴子は年中とれるが、
この時期は、梅雨穴子と呼ばれ、
比較的さっぱりとした味わい。
一方、冬は脂がのってコクがある。

冬の穴子を好むかたもいるが、
マグロでも、赤身~中トロを好むワタシとしては、
やはりこの時期の穴子に惹かれる。

穴子といえば、江戸前寿司に欠かせない。
お店によって、炊き方やツメの味わいはさまざまだ。
前述のとおり、季節によって穴子自体の味わいが違うので、
会社員時代は、お給料がはいったときなど、
たびたびひとりでふらりと
江戸前寿司のお店にはいり(といっても、予約していくことがほとんど)、
おまかせでお寿司を食していた。
お昼を狙うことが多かったかな。
ひとりだと、意外にもはいれることが多いのよね。
そのときには、たいてい穴子を食している。
穴子が好きなんでしょうね、きっと。

つい先日、穴子の生を見かけたので買ってみた。

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穴子の皮にはぬめりがあるので、
皮に熱湯をかける。
(あ、身にも熱湯をかける)

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すると、皮のぬめりが白くなる。
これを包丁でこそぐと、

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こんな感じに。
食べやすい大きさに切って、
コトコトと煮ていく。

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お寿司屋さんで食す、ツメのついたものとは違うけれど、
これはこれで、旨し!
ふっくらと仕上がった。

でも、欲をいうと、もっと自分の好みの味に近づけたい…
また見かけたら、手にとることにしよう。

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