小さな桃のシロップ漬け

叔父の家でたくさんとれた桃を
母が送ってくれた。
今年は、どうも、桃が甘くないみたいだけど…
と言いながら。

段ボールを開けると、
それはそれは甘～く
優しい香りが鼻をくすぐった。

桃を手にすると、
直径5㎝あるかないかくらいの大きさ。
頬をぽっ、とピンクに染めているようで
なんとも愛らしい。

形がさまざまであるところも
個性があって、これまたいい感じ。

母はいつも
このようなものを送ってくれるときは
葉っぱをつけてくれるのだけど、
そんな心遣いも、なお嬉しい。

小ぶりの桃を1個かじってみる。
おっ、思っていたよりも甘いぞ。
もう1個食べてみようか。
…んん？
これは、やっぱり甘みが弱いかも…

たくさんあるし、
申し訳ないけれど、甘さがちょいと弱めなので、
シロップ漬けにした。

桃はすでに柔らかかったので
半分に切れ目を入れ、両手で持ってくるりとひねり、
種をとることができなかったので、
皮を手でむいて、乱切りにした。

グラニュー糖、水、バニラビーンズを鍋に入れて
沸騰させ、火を止めたらレモン汁を入れた。
そこに切った桃を入れて、容器にいれたら出来上がり。

あとは、時がおいしくしてくれるだろう。
すぐになくなりそうな予感。
でも、少し冷凍してもよさそうだ。

シロップは、ピンク色になるようにしてみた。
以前、レッスンで桃のシュワシュワゼリーをご紹介したのですが、
そちらで、ピンク色になる方法をお伝えしていますので、
確認してみてくださいね。