日常の夕飯　～焼きそら豆など～

近所を自転車で走っていると、
畑には、彩度の異なる青々とした野菜が目に飛びこんでくる。

なかでも、天まで届け！とばかりに
名前のごとく、空に向かって実をぷっくりと膨らませている
そら豆が目に留まる。

畑に隣接した無人売り場に行くと、
農家のお母さんがいた。
あいさつをすると、
「いま、そら豆をとっているところだけど、時間ある？」
と声をかけてくださったので、
話をしながら待つことにした。
待つこと数分。

とれたてのそら豆がやってきた。
かごの中には、青々としたそら豆が気持ちよさそうに転がっている。
ひと粒が大きいのがわかるくらい、
さやがパンパンに張っている。

昨夜は、そんなそら豆をオーブンで焼いた。

昨晩の夕飯は、

焼きそら豆
めかぶと紫大根、きゅうりの和えもの
新じゃがと厚揚げの煮物
鶏手羽肉の塩唐揚げ
ベビーホタテと紫大根の葉のサラダ
卵と野菜のスープ
白飯

焼きそら豆は、
いつも焼き網か魚焼きグリルで焼くところを
昨夜はオーブンで焼いてみた。
そら豆がものすごくしっとりと仕上がった。
キメが細かくて、ねっとり。
贅沢な味わいだった。

農家さんのところでは、
紫大根の間引き菜も売られていたので
買ってみた。
農家さんの弁では、
紫大根の葉は、やわらかいからサラダにするといいよ、
とのことだったので、そのとおりにしてみる。

確かに。
初めての味わいだった。
美味。
これからの季節は、売り場に野菜が続々と並ぶようになる。
楽しみな季節がやってきた。