Jan 24, 2019

日常の夕飯 ~ひき肉とキムチの石焼ビビンバ(ピビンパフ)など~

家庭菜園で作られた人参をいただいた。
人参に鼻を近づけると、
青っぽい香りが鼻をくすぐった。

ヘタの部分を包丁で切ってみる。
また切り口に鼻を近づけた。
さっきよりも、力強い香りがふわりと鼻腔に触れた。
これこれ、この香り。
嬉しくなって、皮がついたまま、人参をひと口サイズに切って、
ぽりぽりとかみしめた。
これは、調理をするひとの特権。
いつも、わくわくする時間である。

DSC_0197

人参は、生のまま味わいたくて、
皮がついたまません切りにした。
塩とりんご酢のみでもみ、白ごまをまぶす。

この人参の和え物は、わが家の定番。
いつもは、市販の人参を使うので、
三つ葉や青じそをいれて香りを補ったり、
ごま油でコクを加えることがほとんど。
でも、今回のように素材自体が香り高いときは、
あれこれと余計なものはいらないのかな、と思う(白ごまもいらなかったかしら?)。

DSC_0201

昨晩の夕飯は、

鶏レバーと焼きねぎの煮物
レディーサラダ(赤い大根)の甘酢和え
小松菜のナムル
人参の和えもの
ひき肉とキムチの石焼ビビンバ
もずくと春菊のスープ

料理教室をやるようになって、気づいたことがある。
ワタシは、どうも野菜を細かく切るのが好きなようだ。
レッスンの仕込みでは、野菜を大量に、
また様々な形で切る。
スライサーは使わない。
ひとりで仕込みをするので、黙々と。
どうも、この黙々と作業する時間が好きなようだ。

今月のレッスンでも、
マグロのお刺身に添える大根のツマを切っているのだが、
毎回、無心になって切っていると、なにやら落ち着く。

そういえば、小学校の家庭科の授業のとき、
りんごを丸ごとくるくると皮をむき、
一番薄く、細く、長く切ったひとが優勝!というゲーム?があった。
その授業がとにかく楽しくて、そのときのことは今でも鮮明に覚えている。
きっと好きだったのね。そのときから。
でも、料理家になろうとは、
これっぽっちも思っていなかったな、その頃は。
家ではあまり料理のお手伝いはしなかったしね。

でも、気づけば、
昨夜も、人参やら大根やらを細かく刻んでいる自分がいた。

Comment





Comment