日常の夕飯　～あるもので、静岡風味噌おでんなど～

あまりに冷え込むようになったので、
先日、モツ煮が食べたくなり、
モツを買っておいた。

冷蔵庫を見れば、練りものもある。
練りものは、大根といっしょにシンプルに煮ようと思って
買っておいたものだ。
よく見ると、消費期限が昨晩になっていた。
こりゃいかん。

えーい、こうなったら
練りものをモツと一緒に煮てしまおう。
そうか、大根も昆布もある。
おでん（風）にしよう！

と、昨晩は、急遽あるもので静岡風の味噌おでんを作った。

昨晩の夕飯は、

静岡風味噌おでん
塩ゆでしたスナップえんどう
キムチ
ちびきゅうりのからし漬け
もち黒米ごはん

幼少のころから食べ慣れているおでんには、
鍋に容器にはいった味噌がはいっている。
昨晩は、削り節がなかったのが残念だけど、
この甘みのある味噌が味のポイントだ。

昨晩、ムスコがおでん鍋を見て大喜びしたのだが、
鍋をひと通り見て、すぐに動きがとまった。
そして、
「あーー！こんにゃくがない！！」
と叫んだ。

「そうなの。急遽おでんにしたからね。ま、そんな日もあるさ。」
と伝えると、
“あぁ、またか…”の文字が顔に浮かび、
納得（？）した様子。

とはいえ、あまりにも落胆の色が見えるので
「今度、こんにゃくをいれて、またおでんを作るよ。」
と伝えると、満面の笑み。
そんなにこんにゃくが好きだとは知らなかったな。
ムスコによれば、あの味噌があったら
やっぱりこんにゃくは欠かせないでしょう、
だって。

おでん=甘味噌=こんにゃく。
こうやって母の味がワタシに伝わり、
子供に受け継がれていくのだろうか。

モツ入りの静岡風の味噌おでん
大切にしたい、母の味である。
（昨晩は、静岡おでんといえないくらい簡素なものだけど、、、；）