日常の夕飯　～新人参とみつばの生湯葉あえなど～

ベランダにでると、
春の爽やかな風にのり、ふわりと甘い香りが鼻をくすぐった。
見れば、羽衣ジャスミンの花が咲いていた。
華やかで、強い香り。
花の数が多いと、きっとむせかえってしまうのだろうけれど、
鉢植えなので、ほどよい花の数。

緊張している？と思えるほど、
頑ななまでに口をぎゅっとつぐんだ蕾が
少しずつ心をゆるし、解き放たれていく。
そんな開花直前の柔らかい色合いの蕾に
毎年魅せられる。

わが家のあちこちに、羽衣ジャスミンを活ける季節がやってきた。
春の香りに、心が開かれる。

昨晩の夕飯は、

新人参とみつばの生湯葉あえ
鶏手羽肉の甘辛オーブン焼き　にんにく風味
キムチ
小松菜と砂肝の中華炒め
もち黒米ごはん
けんちん汁

みずみずしい新人参と生湯葉の組み合わせは、
わが家の定番。

人参をチーズおろし器でおろし、塩をまぶす。
人参がしんなりしたら、
生湯葉とだし汁、醤油、きび砂糖を入れて混ぜる。
（生湯葉についているタレを使うこともたびたび）
みつばと白ごまを入れて混ぜたら、出来上がり。
多めに作っておいて、翌朝にも食べることがほとんど。
味がなじんで、一層おいしくなるのだ。

今日の朝ごはん、
鮭の塩焼きと大根おろし、
きのことわかめの味噌汁、
梅干し、
水菜の塩酢もみ

に、新人参とみつばの生湯葉和えがよく合った。