Jul 31, 2020
エゴノリ(ウゴ、イゴ)
先日、レッスンに参加してくださったかたから、
近所でとれ、塩漬けしたエゴノリをいただいた。
エゴノリは、ウゴとかイゴなどと呼ばれる海藻。
この海藻を乾燥させたものを、
水とともにコトコトと煮溶かし、
型に流し込んで冷やし固めたものを
新潟などの東北では、郷土料理として食べるよう。
ワタシの父は長野県出身なのだが、
昔はよくこのイゴを冷やし固めたものを食したようで、
長野の親戚から送られてくると、
「これがおいしいんだ。」などと言いながら、
ワサビ醤油につけて、それは大切そうに
ちびりちびりと食べていたことを思い出す。
ワタシも口にすることが度々あったのだが、
あまりにも父が大切そうに食べるものだから、
たくさん食べてはいけないような気がして、
いつも遠慮がちにもらっていた記憶がある。
今回、エゴノリをいただいたとき
父との思い出がぽっと脳裏に咲き
胸が熱くなった。
いただいたエゴノリは、
ひと晩塩抜きし、さっと湯がいて
かつお節をのせ、醤油をかけて食べた。
茎わかめなどもそうだけど、
こういうものは、まずはシンプルに食したい。
翌朝は、下処理したエゴノリを味噌汁にいれた。
玉ねぎ、油揚げと一緒に。
浮き実のみつばとの相性が抜群だった。
よい思い出とともに、とてもおいしくいただいた。
ありがとうございました!
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