Jul 27, 2021

日常の夕飯 ~焼きなすのペーストなど~

きゅうりにとうもろこし、枝豆、トマト、モロヘイヤ…
夏野菜を欲する今日この頃。

近所の農家さんの無人野菜売り場では、
皮がパッツンパッツンにはった
艶やかな野菜が並んでいる。

スーパーでみかけるようなよそいき顔ではなくて、
ちょっと形が歪んでいたり、
大きくなりすぎたりと、見てくれがあまりよろしくないものもあるけれど、
そんな姿を目にすると、思わずほくそ笑んでしまう。
すじや種をとったり、その野菜に合った下処理をすると、
どれもとびっきりの味を楽しめるから、すばらしい。

つい先日、
なすがあまりにもおいしそうだったので(しかも良心的な価格)
たくさん買った。

ワタシは、近年、焼きなすに目がない。
今夏はもうなんど作ったことだろう。
しょうが醤油で食べるのもいいけれど、
焼きなすを中近東スタイルで、ペースト状にして味わうのも捨てがたく、
毎年幾度となく作っている。

トルコではパトルジャンサラタス、
レバノンなどでは、ババガヌーシュなど
さまざまな呼び名で親しまれている焼きなすのペースト。
各国を訪れたときや、
国内の各国レストランで焼きなすのペーストを見かけると、
たいてい食べるようにしているのだが、
加える調味料も、地域によって少しずつ変わってくる。

自宅でもさまざまな焼きなすのペーストを作ってきたけれど、
最近では、さっぱりとした口当たりの味つけに落ち着いた。

つい先日は、トルコ料理店の厨房でトルコ人に習ったレシピで
焼きなすのペーストを作った。

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教えてもらったときは、
なすは米なすを使っていたけれど、
ワタシは食べ慣れた味だからなのか、
日本のなすで作るほうが好み。

つい先日、
近所でとれた、大きくなりすぎたなすで作ったら、
プチプチとした種の食感が楽しめた。
そういえば、フランスでは、
焼きなすのペーストを“なすのキャビア”と呼ぶことを思い出した。
うん、なるほどね。
妙に納得してしまった。

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つい先日の夕飯は、

焼きなすのペースト
スルメイカと夏野菜のハリッサ煮
大根といんげんのしそサラダ
ながらみの塩ゆで
バケット

DSC_0130

近所のよく行くスーパーで
なんと、ながらみを見つけた。
しかも、かなり良心的な価格。
夕方に買い物に行ったのに、たくさん残っていたので、
これは買うしかない!と、多めに購入した。

きっと、“ながらみ”はあまり知られていないので、
売れのこっていたのだろうけれど、
ワタシにとっては、残っていたのがとにかく嬉しくて
小躍りしそうになってしまった。

わが家では、ながらみは大人気の貝。
夏の風物詩のひとつなのである。

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