羊肉の団子(キョフテ)ヨーグルトソースかけ
先日の撮影で、
羊肉を使った料理を何品か作ったのだけど、
学校から帰宅したムスコが、
撮影中にすぐにワタシのところにやってきて、
「羊の料理を作ったでしょ!食べたい!」
と、こそこそっと耳元でささやいた。
どうも、家のなかに漂う香りで、
羊肉を調理したのだと察したらしい。
わが家は、羊肉好き。
そういえば、最近羊肉の料理を作っていなかったなぁ…
と思い、久しぶりに羊肉の団子(キョフテ)を焼いた。
これは、わが家の定番料理。
羊のもも肉と肩ロース肉を包丁でたたき、
粗いひき肉状にする。
混ぜて、そこに味つけをし、丸めたらフライパンで焼く。
上からたっぷりとかける、ヨーグルトソースが味のポイントに。
ソースは、無糖ヨーグルトに塩、にんにくのすりおろしをいれたもの。
このヨーグルトソースが羊肉と本当によく合うのだ。
羊肉の団子(キョフテ)というと、
トルコの有名なキョフテ屋さんで食べたものが忘れられない。
上の2枚の写真は、トルコのキョフテ屋さんで撮ったものだが、
キョフテは、見ての通りいたってシンプル。
だが、衝撃的なおいしさだったことを覚えている。
ぷりっぷりでむっちりとした食感。
羊の香りと甘み。
羊肉自体にこだわっているのか、
味つけをしてじっくりと寝かせているのか。
おそらく、両方だろう。
余分なものをいれず、
羊がもつおいしさだけで勝負する。
その潔さがにじみ出た味わいに感動したものだ。
あの食感と味に近づけたくて、
何度かキョフテを作っているのだけど
その味になかなか近づけず、
いまでは別物として自分で納得ができるレシピに固めてしまった。
わが家では、ヨーグルトソースをかけるのが好きなので
そのレシピにした。
それはそれで大好きなのだが、
やっぱりトルコでもう一度あの味を味わいたい。
ムスコに食べさせてあげたい。
トルコを訪れるのは、
さあ、いつになることだろうか…
ま、その日を楽しみに、
日本で自分なりの羊肉料理を楽しむことにしよう。