日常の夕飯 ~冬瓜とみょうがの酢の物など~
今日は、暑さが和らぎ、
いくぶん過ごしやすかった。
今日は、朝からお茶のお稽古に。
夏物のお着物にしようか迷ったのだけど、
単衣の着物で帯を軽めの素材にし、お稽古場に向かった。
先月はお休みしてしまったこともあり、
先生のご厚意で、
今日は盛夏のお稽古をしていただけることになった。
盛夏のお稽古は、
普段、茶巾(お茶碗を拭くための布)を水で濡らしたら
しっかりと絞ってお点前をするところを、
水を完全に絞らず、絞るとまだ水が落ちる状態にしておき、
お点前の途中で茶巾をぎゅっと絞り、
静かな茶室に水音を響かせる。
そして、客に凉を感じていただくという演出。
雫の滴る音が響くと、
心のなかに涼風が駆けぬけていくのがわかる。
また、茶巾を絞る時間を作ることにより、
お茶碗を冷まし、
真夏のお茶を飲みやすく、
かつ美味しく感じていただくようにする意味合いもある。
なんと、心のこもったおもてなしだろう。
器も、ガラスなどの涼やかなものをとりいれ、
暑いときでも、茶道は
風情が感じられる工夫が至るところになされている。
本当に季節を感じるもので溢れているなぁ…
盛夏のお稽古をすると、毎年心底から感心してしまう。
今日のお点前は、反省することばかりだった。
お稽古中は写真を撮ることも、
メモをとることも禁じられているので
先生から学んだことを
すべて頭に刻みこんでおかなければならない。
月に一度だけのお点前もたくさんあるから、
1年ぶりというお点前もある。
今日のお稽古をきちんと記憶しておき、
来年こそは、滞りなくお点前ができるようにしたいなぁ。
昨晩の夕飯は、
冬瓜とみょうがの酢の物
生筋子の醤油漬け
牛すじ煮込み(前日の残りもの)
卵とニラの炒めもの(前日の残りもの)
茹でたとうもろこし
もち麦ごはん
具沢山味噌汁
昨晩は、わが家でも凉を感じるひと皿を用意した。
冬瓜とみょうがの酢の物だ。
冬瓜は、火照った体を冷まし、
喉の渇きも癒してくれる夏野菜。
噛みしめると、じんわり。
水分が口のなかに広がって、凉を感じる。
冬瓜は、汁物にすることもあるけれど、
わが家では、酢の物としても大活躍。
昨晩は、きゅうりとみょうがを合わせてみた。
冬瓜を薄切りにし、塩もみする。
水けを絞って、甘酢で和えたらできあがり。
昨年?一昨年?だったかしら。
梅肉を加えた冬瓜の酢の物をレッスンでお教えしましたので、
気になったかたは、レシピをひっぱりだして
ぜひ作ってみてくださいね。