May 10, 2018

キッチンの相棒、包丁について

ワタシの仕事の相棒といえば、なんといっても包丁である。
仕事のとき、出先で調理をすることがあれば、いつでも包丁を持参する。

包丁はたくさん持っているわけではなく、本当に気に入ったものを数本手元に置いているだけ。
だから、包丁選びには慎重になる。
いま使っているものは、ワタシの手にしっくりとなじむ吟味したものばかり。

包丁のなかで、いえ、調理道具のなかで一番気に入っているものは?
と聞かれたら、いつでも、
「菜切り包丁」と「鉄瓶」と答えている。

DSC_0186

包丁のなかでも、菜切り包丁は大のお気に入り。
いまや、これなしではいられない。
その名の通り、野菜、特にかぼちゃや大根を切るときには大活躍するのだ。
なにしろ、手が疲れないところがいい。

それから、牛刀もなくてはならない存在だ。
(だけど、ワタシは菜切り包丁のほうが気に入っている。あっ、しつこい?)。
好みがあると思うのだが、牛刀は刃渡りが長いものを気に入って使っている。
ブロックのお肉などが切りやすいし、手にすっと馴染むので。

でも、これは、ワタシが会社員のときのアシスタント時代、
ずっとこの包丁を使って調理していたから、ということもあるかもしれない。
思い入れもあるし、身体が覚えているということもあるのかも。

ただね、そんなことを差し引いても、
刃渡りの長い包丁は、慣れたら食材を切るときにはとっても便利なことは確か。
選ぶ際は、包丁を持ってみて、柄と刃の重さのバランスをみることも大切。
どんなバランスが自分に合っているのかを。

…と、いいつつ、1点。
ただ、使っているまな板があまり大きくないのであれば、刃渡りは長くなくても…
という気はするかな。

そうそう、包丁というと、ワタシの場合、“包丁研ぎ” がすぐに頭に浮かぶ。
先ほどアシスタント時代のことに少し触れたけれど、
その頃は、イベントや料理撮影の前日には、いつもワタシが会社の包丁をすべて研いでいた。

研ぐ回数を重ねるほどに、包丁が切れるようになり、
しまいには、包丁研ぎが好きになっていた。
だから、いまでも包丁はしょっちゅう研いでいる。
研ぐたびに、その頃のことを思い出し、新鮮な気持ちになれるから。

初心忘るべからず。

道具は丁寧に手入れをして、たくさん使ってあげることが一番。

包丁のことをよく聞かれるので、こちらでちょっと触れてみました。

Comment





Comment