Mar 25, 2024
利休忌
今日は、お茶のお稽古で、
利休忌でもあった。
利休忌は、千利休の忌日を偲ぶお茶会。
茶筅でたてることなく、
お湯に抹茶を入れただけの供茶をお供えした。
年に一度のお点前。
このように久しぶりのお点前というのは
茶道には多々あるのだが、
いつも遠い記憶をさかのぼり、
頭がくるくると…
以前は、動揺して目線が定まらないこともあったのだけど
いまは、肝が据わったのか?
しれっとやれるようになったような 笑)
しかし、まだまだ。
覚えることが本当に本当にたくさんある。
お茶を点てるのに、細かいことはいいじゃない、
なんて昔は思ったこともあるけれど
やはりすべてに意味があり、理にかなっているから感心してしまう。
学ぶことがたくさんあるのは、
幸せなこと。
お稽古では、いつもそんなふうに思っている。
本日、薄茶といただいた干菓子は、
菊の紋が焼印されている京都大覚寺の麩せんべい「千本玉寿軒」
と落雁。
お稽古中は写真を禁じられているので
いただいた落雁を家でパチリ。
濃茶とともにいただいた主菓子は、
金沢の柴舟小出「千本寿」
先生は食べることがとても好きなかたなので
毎月全国各地の和菓子を用意してくださり
本当に勉強になる。
茶道の文化とともに発展してきた和菓子は
季節が感じられ、色や形など至るところに気配りされている
繊細で目でも楽しめるものばかり。
今日の落雁は、春を感じさせる
たんぽぽや桜、蕨、筍などが。
毎月、抹茶とともに和菓子を口にすると
とっても幸せな気持ちになるのでした。
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