蓮芋の下処理&茹でかた
近年、この時期になると見かけるようになった
蓮芋(はすいも)。
幼少のころは、おそらく見たことも食べたこともなかったけれど、
オトナになってから口にする機会に恵まれ、
以来、見かけたら手にとるようになった食材。
蓮芋は里芋の仲間で、
長い茎だけを食べるために栽培されたもの。
生のままでも、火を通しても食べられる。
生だとしゃきしゃきとした食感が楽しめ、
火を通すと、しっとりとなめらかな身が喉を潤してくれる。
淡泊な味わいなので、
さまざまな料理に使えるんですよ。
この時期は、冷やして食べると、涼が感じられておすすめ。
夏にとりいれたい食材です。
今年も、蓮芋が手に入ったので調理した。
下処理の仕方を紹介しますね。
まず、皮をむく。
…っとと、その前に、断面が茶色くなっていたら、
薄く切りおとしてくださいね。
ま、皮をむいてから切っても大丈夫です。
断面をみると、
アルファベットのCの形をしているけれど、
端と端がくっついているところを、包丁で一気にそいでいく。
そして、蓮芋の皮をむいていく。
端の皮を少し包丁でひっかけ、手でひっぱると
するすると皮がむけていく。
(包丁を使わずに手でもむけるのだけど、
包丁のほうが早いので、ワタシはいつも包丁でやっています)
これを繰り返すのだけど、あまりにも早く、見事にすすっと皮がむけるので
途中から楽しくなってくるんですよね。
そうそう、ピーラーでもむけますよ。
ピーラーだと皮が厚めにむけて、仕上がりが白っぽくなるので
きれいな翡翠色に仕上げたいときは、包丁で皮をひっかけながらむくのがおすすめ。
皮をむいた状態がこちら↓
生で食べるときは、これを薄切りにして
塩をまぶしてしばらく置く。
水で洗い流し、水気を切ったら下処理は終了。
断面が、こちら。
こんなふうに空洞になっているんですよ。
そのおかげで、生で食べるとしゃきしゃきとした食感が楽しめて
だし汁などを含ませると、しっとり。
それにしても、
断面が美しいですよねぇ… うっとり。
自然の造形美。
蓮芋はアクがあるので、
煮物や炒めものなど、火を通すときには
軽く茹でてから使う。
蓮芋は断面がスポンジ状になっているので、
茹でていると浮いてくる。
だから、上に中央に穴を開けたホイルを落とし蓋がわりにして茹でるとよい。
(ちなみに、オーブンペーパーでやると、軽すぎて蓮芋が浮いてしまいます)
皮をむいた蓮芋を塩をいれた熱湯で3分ほど茹で、
すぐに冷水にとる。
水気をぎゅっとしぼると、
なんとも綺麗な翡翠色に。
これで下処理は終了。
この状態で冷蔵庫で2日くらいは保存できて、
冷凍もOK。
蓮芋は生のままだと茶色くなりやすいので、
下処理をして保存するといいですよ。
最後に。
蓮芋を触るとかゆくなることがあるので
心配なかたは手袋をして下処理することをおすすめします。
では、蓮芋を使った料理を紹介しますね。
長くなってしまったので、別ページ↓で。
Вадим | 2021.08.20 23:37
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