May 19, 2020

日常の夕飯 ~ポテトコロッケなど~

NHKの「サイエンスZERO」という番組で、
今月の3日と10日の2週にわたり、西之島が特集されていた。

西之島は、東京から南へ1000キロほど離れた小笠原諸島の島。
2013年に西之島の南で噴火が起こり、
それによって新たに誕生した新島が少しずつ拡大し
従来の西之島を飲みこむ形で、ひとつの島として成長。

新たな大地が生まれたのだが、
そんな溶岩だらけのまったく新しい大地に、
生物がどのようにして(生まれ)、
広がっていくのか。

鳥、昆虫、植物、火山などの専門家による調査隊が
上陸し、調査していくという内容だった。

この産声をあげたばかりの島は、
イチバン近い父島からも
100㎞以上離れる孤島。
外部からの影響を受けにくいので、
ここはいわば、天然の実験室。

まったく何もない状態からどうやって生態系が作られるのだろう…
番組序盤からワクワクしながら観ていると、
早くも生物が発見された。
飛来する鳥がいち早くこの地を訪れ、
巣を作り、子育てをしていたのだ。
(この地は、元々海鳥の大繁殖地だったこともある)

植物が一切存在しない
ゴツゴツとした溶岩だらけの島で
子育てなどできるのだろうか。
と思っていたら、なんのその。
巣を作り、雛たちが巣立っていった形跡が見つかった。

この映像から、
鳥のたくましさに感嘆したものの、
同時に、物悲しさがひたひたと心に押しよせてきた。

鳥の巣は、
草や枝などの植物から作られるのが常だが、
この海鳥の巣は、なんと
海のゴミ、プラスチックを集めて作られていたのだ。
えっ…
思わず、声が漏れた。

ビニールやら、ペットボトルのキャップやらが
巣の形をして映し出されたとき、
以前、国立科学博物館を訪れ、
神奈川県の由比ケ浜海岸に漂着した
シロナガスクジラの赤ちゃんの死骸の胃から
大量のプラスチックごみが出てきた様子がまとめられたパネルと、
実際に胃の中に入っていたプラスチックごみを目の当たりにした瞬間、
子供とともに、言葉を失ったときのことをふと思い出した。

海はつながっている。
世界中には、なんとプラスチックごみが多いことか。
この番組は、録画をして子供と一緒に観ているのだが、
いつも親子でいろいろと話題になる。

プラスチックごみに関しては、
近年注目が集まっている。
プラスチック製のストロー廃止運動などは、
よく話題になっていますよね。
ストローは、氷山の一角にすぎない。
プラスチックごみによって、海洋生物などが影響を受けているのは
目に見えている。
私たちが口にする、魚や貝類なども然り。

僕たち(ワタシたち)に何ができるんだろう。
親子で話をしたのだが、
個人レベルだと、すぐに形が見えにくいけれど、
少しずつ、
支持できるやりかたで関わっていくのが大切なのかもしれないね。
自分ができることを少しずつ。
話はさまざまなことに派生したのだが、
最終的には、そんなことを親子で話したのだった。

今夜は、録画していたこの間の日曜日のサイエンスZEROを観る予定。
これも楽しみ。

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昨晩の夕飯は、

新じゃがでポテトコロッケ
キャベせん
金時草とかぶの梅甘酢和え
ホタルイカとスナップえんどうのピリ辛炒め
もち麦ごはん
新玉ねぎとわかめ、油揚げの味噌汁

いま、新じゃがいもが出まわっていますね。
久しぶりに、新じゃがでポテトコロッケを作った。
新じゃがいもをしっかり洗い、
皮ごと4等分に切り、電子レンジで加熱。
温かいうちに皮をむいて粗めにつぶし、
ひき肉と玉ねぎを炒めたものと合わせた。
味つけは、塩、こしょうのみ。

わが家のコロッケは、小さめで
コロッとした形。
コロッケに厚みをもたせると、
かぶりついたときに、
ほっこりとしたじゃがいもの食感と味を思う存分楽しめるから。
新じゃがいもで作るコロッケは、
やっぱり甘みがあって美味しいな。
味つけは、シンプルがイチバン!

自然の恵みに、感謝。

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