春の味覚、ふきの茹でかた&あく抜き
香りのよい春の味覚が店頭に並びはじめましたね。
実家の庭にも、きっとふきが生えているはず。
この時期になると、
あのほろ苦くて、しゃきしゃきとした食感が恋しくなって、
そわそわしてしまう。
春に旬を迎えるふき。
皆さんはもう口にしましたか。
ふきはあくがあるけれど、
スーパーで売られているものは、比較的あくが少ないので食べやすく、
あく抜きも、思ったよりも簡単ですので、
よかったら試してみてくださいね。
茹でかたとあく抜きの仕方をご紹介します!
ふきは、葉の部分を切り、
残りを「茹でる鍋の幅に合わせて」切ります。
鍋は、幅の広いものがおすすめ。
フライパンがよいと思います。
ふきをまな板の上におき、
“たっぷり”の塩をふり(塩を洗い流さずにそのまま茹でるので)、
まな板の上で両手で(写真を撮りながらだったので、写真は片手になっていますが;)
ゴリゴリと転がします。
こうすることで、茹でた後に皮が剥きやすくなり、色よく仕上がります。
沸騰したお湯に入れ、
5分ほど茹でます(細いものは、3~4分でも)。
茹ですぎに注意してくださいね。
柔らかくなりすぎてしまいますので。
粗熱がとれるまで冷水にとります。
苦みがニガテなかたは、水に長めにつけるとよいのですが、
あまり長くつけすぎると、風味が損なわれてしまいますので、ご注意を。
ふきの皮をむきます。
太いほうを上に持ち、ツメをたてるように
2㎝長さほど1周くるりと皮をむきます。
むいた部分を全部持ち、一気に下までむいていきます。
むき残しがあるので、反対側から同じように行います。
これで、ふきの下処理は終了!
すぐに料理に使わないときは、
水に漬けて冷蔵庫に置いておくといいですよ。
でも、風味が抜けやすいので、なるべく早めに使ってくださいね。
ちなみに、細いふきの場合は、
皮をむかなくても大丈夫ですよ。
下処理をしたふきは、
煮物や炒めもの、和え物、炊き込み&混ぜごはんなど、
様々な料理に使えます。
既製の水煮とは違って、旬のふきは香りが抜群。
ぜひこの時期に味わってみてください。
わが家の定番のふき料理は、コチラ↓です!
ふきと車麩、油揚げの煮物。
これは、毎年欠かせない。
写真では昆布が入っていますが、
これは、ちょうどしじみのみそ汁を作ったときに昆布が余ったので、
急遽入れてみました。
これもよし!
ふきのきんぴら。
人参の食感とよく合うんですよ。
ふきは、繊維が気にならないように繊維に対して斜めに切り、
人参とごま油で炒めて、醤油、きび砂糖、酒を少し。
醤油は少なめにし、塩をきかせて色よく仕上げます。
白いりごまを混ぜたらできあがり。
ご参考までにどうぞ。
そうそう、
ふきの葉も食べられるんですよ。
捨てずに食べてみてくださいね。
ふきの葉は茎に比べてあくが強いです。
あく抜きの仕方を紹介しますので、
コチラ↓をご覧ください。