スパイスの使い切り術 ~パプリカパウダー編~
わが家には、スパイスがそこそこある。
でも、年々使うスパイスの種類は減り、
いまでは、日常で数えられるくらいしか使っていない。
コショウもできるだけ使わないようにしているくらいだ。
そんななか、わが家でよく登場するスパイスは、
クミンとパプリカパウダーである。
クミンは、以前、コチラ↓で紹介したので、
「 スパイスの使い切りレシピINDEX ~クミン編~ 」
今回は、パプリカパウダーを取り上げようと思う。
パプリカパウダーは、料理に入れても入れなくても
味に影響がないのでは?
なーんて思っていませんか。
ところがどっこい。
このパプリカパウダーは、
料理に加えると仕上がりの色合いがよくなるほか、
栄養が補え、ダシ代わりにもなるんです。
(この “ ダシ代わりになる ” というのがワタシの最大のおすすめ点)
キムチ鍋を作るとき、何か仕上がりが黒っぽくなって
美味しそうに見えない…
というときは、パプリカパウダーを振り入れればよいし、
トマトソースにひとふり、卵料理にひとふり、
ハンバーグにも、サラダにもひとふりと、
さまざまな料理に威力を発揮するのだ。
つい先月、レッスンでハンガリー料理をご紹介したのだが、
ハンガリーでは、サラダから煮込み料理まで様々なものにパプリカパウダーを加える。
例えば、
ハンガリーの代表的な煮込み料理「グヤーシュ(ペルケルト)」や
(写真手前の煮込み料理)
きゅうりのサラダ、グラタンなどにも。
煮込み料理といえば、肉料理以外の食材との相性もばっちり。
上の写真は、
タコとじゃがいもをたっぷりのパプリカパウダーで煮込んだもの。
それから、手前に見えるガスパチョにも、パプリカパウダーが入っている。
キムチ鍋などの韓国の鍋料理にも合う!
パプリカパウダーは、とにかくどんな食材とも相性がよく、
使い勝手がよいので、ワタシのイチオシスパイス。
買ったら余ってしまった…
というかたは、ミートソースやトマトソース、
カレーにたっぷりと加えてみて。
あっというまになくなりますよ。