日常の夕飯 ~イカ墨のパスタなど~
先日、テレビでゲノム編集という遺伝情報を書き換えることによって
生み出された食品の特集をしていた。
今夏以降、ついにこのゲノム編集食品が
日本の市場に出回るようになるとのことだ。
血圧を下げるトマトや
可食部分を増やした肉厚の真鯛に、収穫量の多いイネなど。
なかでも、いま水産業界で脚光を浴びているのは、養殖のサバだという。
サバは、頻繁に共食いをするため、養殖が難しいとされてきたのだが、
ゲノム編集を使って、共食いしないサバを開発する研究がすすめられているそうだ。
現に、その成果は出ているとか。
共食いしないサバをつくり出すには、
攻撃性をつかさどる遺伝子を特定の酵素でハサミのように切りとると
サバの遺伝子の配列が変わり、100%ではないにしても効果がでるという。
養殖のサバか…
どんな味わいなのだろう…
と興味がわきつつも、天然だけではダメなのか?
などと思ってしまった。
でも、食料を安定的に確保できたり、
食材の価格が下がったりするので、
将来は必要になるのか…な?と思ってみたり。
卵アレルギーの人でも食べられる卵を
ゲノム編集で開発することも考えているとのことだったが、
これは便利だと思ってみたり。
ただ、安全性はどうなのか。
この商品ははたして必要なのか。
技術は、日々確実に進歩している。
そしてそれを受け入れる体制も整ってきつつある。
だからこそ、私たち消費者がゲノム編集のことをよく理解し、
いままで以上に食材を吟味する必要があるのではないかと思った。
さて、昨晩の夕飯は、久しぶりにパスタを。
イカ墨のパスタ
キャベツときゅうりのさっぱり和え
じゃがいもとブロッコリーのゴルゴンゾーラチーズクリーム
ミネストローネ
最近、わが家では和食や中国料理が多かったので、
急にこんな食卓が恋しくなってしまった。
イカ墨パスタを食べると、
口も歯も真っ黒。
食卓がかなり盛り上がった。
たまにはいいね、イカ墨パスタも。
美味しいうえに、食べていて楽しいなんて。