Feb 12, 2017
和ろうそくに魅せられて…
愛媛県は内子町の和ろうそくに魅せられ、手に入れた。
職人さんの手によって、1本ずつ昔ながらの製法で丁寧に作られる、和ろうそく。
芯は、竹串に和紙を巻いたあと、い草を巻きつけ、真綿でとめて作られており、
蝋はハゼの実から採取したもの。
職人さんが素手で何度も何度も塗り重ねていくそう(ひぃ~、熱そう!完全に素人感想…;)
だから、ろうそくの断面は年輪のようになっている。
早速、火を灯してみた。
「 わっ、炎が大きくて、明るい!」まず、こんな言葉が口から漏れた。
風がないところだと蝋が垂れずに燃え続け、ススも少ないとか。
蝋が垂れないのは、芯が吸うからですって。
昔の人の知恵は、本当に素晴らしいですね。
しばらく眺めていたら、温かみのある色合いに、優しいゆらぎ。
とても心地よく感じられた。
普段は、アロマやお香などはまったく焚かないし、
洋ろうそくも、最近はめっきり使わなくなったけれど、これはときどき使いたい、
そう思った。
内子町の和ろうそくは、柄がなく地味な見ため。
でも、そんな無骨な姿だからこそ、くすぐられる。
あわせた燭台は、この地の鉄職人さんによって、ひとつひとつ丹精込めて作られたもの。
江戸時代から200年も受け継がれている伝統工芸の数々は、
温かみがあって、眺めているだけで心地いい。
いつか、内子町を訪れて、職人さんの技を間近で見てみたいな…
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