日常の夕飯　～鱈とおかひじきのグラタンなど～

桜が満開の時期になると、
桜のニュースで持ちきりになるけれど、
桜の影に隠れ、
少し地味ながら、満開をむかえる花がいくつもある。
そのひとつに、ワタシが毎年心待ちにしている大好きな花、
木蓮がある。

木蓮には、白色のハクモクレンや紫色のシモクレンなどがあるが、
どちらもその美しさにハッとさせられる。
咲いているのを見かけると、
毎年カメラをむけてしまうほど。

ハクモクレンはもう見頃を過ぎてしまったのだけど、
シモクレンは、いまが見頃。

太い幹に、大ぶりのひらひらとした花が
ぽつんぽつんと咲く。
コブシと似ているけれど、コブシは小さめの花。
これも可憐でよいのだけれど、
木蓮の花は、迫力があって、
目を奪われる。形も素敵だからかな。

驚くことに、木蓮は、
恐竜が生きていた1億年も前から存在していて、
変わらずに咲いているそうですよ。
そこもまた、素晴らしいですよね。
見かけたら、
ときには少し立ち止まって、眺めるのもいいものですよ。

さて、話は変わりますが、
つい先日、久しぶりにおかひじきを見かけたので、
手にとった。

わが家で定番の和えものにしようと思ったのだけど、
この日は妙にグラタンが食べたくなって、
（実は、冷蔵庫に鱈があったのでグラタンにしようと思っていたこともある）
えーい、おかひじきもいれてしまえ！
と、鱈に加えてほんの少し残っていたエビも入れて、
勢いで（笑）ホワイトマカロニグラタンにした。

鱈とエビの旨味がホワイトソースに加わり、
おかひじきに絡まった。
おかひじき自体には味はないに等しいけれど、
ソースの味が絡み、シャクシャクとした食感もアクセントになって、
これもアリだと思った。
おかひじきを洋風に仕立てるのもいいなぁと。
よろしければ、お試しを。