日常の夕飯 ~アボカドとトマトのバジルサラダなど~
今年の三連休の中日も、親子で初釜に参加した。
おめでたい尽くしのお道具と
ひとつひとつ丁寧に作られた心温まる料理に触れ、
新たな一年の始まりを感じました。
思えば、茶道を習いだしたのは、ほんの数年前。
20年くらい前、家でちゃちゃっと抹茶をたてて飲みたい。
そんな思いから、茶筅を買って時折家で気軽に抹茶を楽しんでいたのだが、
おいしく飲めないからか、次第に抹茶を点てなくなり、
茶筅は食器棚の奥のほうに…
引っ越しをするたびに、茶筅を目にし、気になっていた。
でも、茶道ってややこしい作法があって、緊張しながら飲むもの?
なにやらストレスがたまりそう…などと思っていたので、
そのまま時が過ぎていたのだが、ふとしたきっかけで習いだすことに。
まぁ、先生が古くからの友人ということもあったのだが。
茶道を習い出すと、ストレスがたまるどころか、
心にゆとりが生まれ、生活にも潤いが。
驚いたのは、お茶の席では無駄な動きがまったくなく、すべてに意味がある。
そして、作法にしても合理的。
家で抹茶を点てられるくらいになるまで…と思って始めた茶道だけど、
人をもてなす心、豪華でなく、かつ華やかでもないこと。
そこにぐぐっと惹かれた。
今年も初釜で先生のお点前を拝見し、ゆるくではあるけれど、
今後も茶道に触れていきたい、そう思ったのだった。
初釜では、
向付 お造り(鯛、鰤、帆立のイクラのせ)、黒豆と銀杏の松葉飾り
一皿 吹寄せ(椎茸、くわい、蒟蒻、筍、人参、絹サヤ)、白花豆、昆布巻、鴨つけ焼き
椀物 雑煮
強肴 サワラ幽庵焼き、京芋と海老の旨煮
甘酢和え(大根、人参、胡瓜)
八寸 子持昆布、栗渋皮煮
と会席をいただいたのだが、夕飯はガラリと変わって、
アボカドとトマトのバジルサラダ
かぶとナスのミートソースグラタン
もやしとピーマンのナムル(前日の残りもの)
砂肝と2色ピーマンのにんにく炒め
小松菜と卵のスープ
お昼に会席を堪能したので、夜は全く違う味を求めてしまった。
これもまた、ワタシの日常。