スリランカ旅行記 ~プロローグ~
よし、スリランカへ食の旅に出かけよう!
そう思い立ったのは、2024年7月。
その年の8月上旬には、
スリランカの海岸で生ぬるい風を肌に感じながら
香り豊かでしみじみとおいしい
スパイシーな料理を口にしていた。
なぜスリランカへ出かけようと思ったのか。
それは、いまはなき東京のスリランカ料理店で食べた料理が
忘れられなかったから。
その後、そのお店には雑誌の取材でもお世話になり
キッチンに入れてもらったことがあったのだけど、
そのときに、他国とは違うスパイス使いに
とにかく驚愕したこともある。
それ以来、スリランカ料理は
私のなかでは気になる存在になっていた。
が、なかなか訪れる機会に恵まれなかったのだが、
ようやくそのチャンスが訪れたので、
やいや!と、ひとり旅に出かけることにしたのである。
旅は11日間。
スリランカでは、地域によって料理、味つけに違いがあるのか知りたくて、
各地を車で巡ることにした。
そして、4つの家庭におじゃまして
料理を習ってきた。
とにかく食べて食べて食べまくった旅。
現地のスリランカ人と行動を共にすることが多かったので
現地の人しか行かないローカルな青空食堂などでも食べたりして
短い旅ながら、とても充実した時間を過ごすことができた。
スリランカを旅して思ったこと。
・スリランカ料理は、
数種類の料理を混ぜることによっておいしさが倍増する。
・家庭料理が一番体にすんなりとはいってくる。
レストランやホテル、食堂、フードコートなど
様々なところで料理を口にしたけれど、
お母さんが作ってくれた料理が
私の体に負荷なくするりとはいっていて、また食べたい!
そう思ったのでした。
とはいえ、スリランカには
いや、各国共通かもしれないけれど、
家庭では作れない味がある。
それは料理修行した人だからこそ作れる料理だったり、
かなり手が込んだ料理だったり。
スリランカにもそんな料理がたくさんありました。
これから紹介していきますので
ぜひご覧くださいね。