Jan 22, 2025
今年も初釜に参加しました
先週は、新春の茶行事、
初釜に参加した。
例年通り、まずは待合でゆずの香りが立ちのぼる白湯をいただき、
ほっとする。
席入りし、お軸などを拝見したら、
先生お手製の懐石を日本酒とともにいただいた。
今年の日本酒は、函館の「五稜」
穏やかな甘さのなかにもキレがあり、米の旨みも楽しめ
食事との相性がなんとよいこと。
先生は日本酒好きということもあり、
毎年日本酒が驚くほど料理になじむ。
杯を口に運ぶ回数がなんと増えること。
料理をいただいたあとは、
新年のときだけ口にする主菓子、
花びら餅(味噌餡と甘く煮たゴボウが入っているもの)をいただく。
今年はとらや製。
さすがに食べ応えがあった。
お濃茶(濃いめの抹茶で点てられたお茶)、お干菓子、
お薄(薄めの抹茶で点てられたお茶)をいただき、お茶事が終わり。
今年も正客を務めたのだが、
緊張したけれど、緊張しただけ学びがあり
実り多き1日だった。
今年のお軸は、
「松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)」
これは、どのような環境下でも、
いつまでも変わらない松の緑に託して
長寿や多幸を願う言葉。
不変の緑を保ち続ける松は
変化がないがために、世の人は目に留めない。
大事なことを見過ごしてしまっている、
という意味合いもあるとのこと。
変化がないようで変化をしている。
何気ない日常に目を向け、
今年も心穏やかに過ごしたいものだと思ったのでした。
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