日常の夕飯 ~ゆり根とじゃがいものニョッキなど~
本当にまぁ、これを最初に食べようと思ったかたは素晴らしい!
と思う食材が日本には、いや世界中にも数多くある。
ウニにフグ、なまこなどなど、挙げたらキリがない。
ワタシたちはその恩恵にあずかり、
毎日の食事が豊かになっているわけだが、
昨夜はあらためて、そんなことを実感した食材がわが家の食卓を飾った。
ゆり根である。
おがくずにしっかりと守られながら、ひょっこりと顔をだした白い物体。
これが、食用に品種改良されたユリの根っこだ。
ワタシが初めてゆり根を食べたのは、20代。
上京してから、20年弱、
気が赴くままに、和食、中国料理、フレンチにイタリアン、エスニック料理と
ジャンルを問わず、とにかく食べ歩いていたのだが
(食べ歩くために働いていたといっても過言ではないくらいに)、
そんな頃、和食屋さんで出合ったのが、ゆり根である。
茶碗蒸しにそっと塗りのスプーンを入れ、
ゴロンとスプーンにのったものを口に入れる。
噛みしめる。
ほっくり。
ん?なにかの芋?長芋?いや、違うな。
なにこれ?!
懐かしいようでいて、上品。
でも味わったことのないその味わいに魅せられた。
初めてゆり根に出合った和食店の影響もあるかもしれないが、
それ以降、ゆり根はワタシのなかで高級感のある特別な存在になった。
だから、そうそう自宅では食卓に上る食材ではないけれど、
毎年味わいたい、そう思う味覚になった。
昨晩は、ニョッキと一緒にゴルゴンゾーラソースで仕上げてみた。
これが、すごく合うの!
昨晩の夕飯は、
ゆり根とじゃがいものニョッキ ゴルゴンゾーラソース
エビと卵のカッテージチーズ和え
サルサ・ヴェルデ
鶏肉のロール焼き(昨日の残りもの)
カリフラワーとかぶのオーブン焼き
パルミジャーノと卵のスープ
スープは、コンソメスープに
卵とパルミジャーノを混ぜ合わせたものを入れ、
パセリをふったもの。
いわゆる、洋風かきたま汁。
これ、簡単だけど、とってもおいしいんですよ。おすすめ!