Jan 30, 2017

二十日大根は、ラディッシュ?!

ムスコが、昨年から小学校で育てていた二十日大根を
収穫し、持って帰ってきた。

実は、数日前、
「そろそろ二十日大根を収穫しようと思ってるんだ。
 葉っぱが大きくなってきたから、大根もきっと大きくなっていると思うんだよね。」
と、鼻を高くしていたムスコ。
そんな二十日大根を持って帰ってくると聞いて、ちょっぴりワクワクしていたワタシ。
(実は、冬休みに一旦持って帰ってきたのだけど、それまで水やりをさぼっていたらしく、
二十日大根の葉っぱは小さめ。枯れるのはもう時間の問題だと思っていたのです。)

ムスコは、ものすごく小さな声で、「これ。」
と、二十日大根を出した。

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見た瞬間、“ちっちゃ!”
心の中でそう思ったのだが、さすがに口に出せず…
収穫してから時間が経っていたのだろう。
葉っぱが、それはもう可哀そうなくらい萎れていたので、余計にそう感じた。

と、その直後、
「思ってたよりも小さかったんだ。
 ボク、大根をぬいたとき、“ちっちゃ!”と思わず言っちゃったよ。」と。

ぷっ。
思わず吹きだしそうになるのをこらえ、そうだろうそうだろう、と思いながら、
「でも食べられそうだからよかったじゃない。今夜早速食べようよ。」
というと、小さく微笑んだ。

夕飯まで、二十日大根を水に漬けておいたら、
くたん…と萎れていた葉が元気に!
それを見たムスコの顔には、一瞬にして笑みがあふれた。
縦半分に切り、ふたりでそのまま食べてみた。
葉っぱも実も、辛みが適度にあり、しっかり大根の味がした。

二十日大根は、種をまいてから20日くらいで収穫できるから
二十日大根っていうのよ。
ただし、それは暖かい時期に種を蒔いたらの話で、
寒い時期に蒔いたら60日くらいかかるときもあるよ、
とか、二十日大根はラディッシュとも言うのよ、
と伝えると、
「えっ?!ラディッシュと二十日大根って同じものなの?!」
と、それはもう驚いていた。

そう、二十日大根はラディッシュのことなのだよ。ムスコよ。
これで、ラディッシュも食べられるようになるね。
二十日大根はおいしい!と言って食べていたのだから。

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