Nov 21, 2024
炉開き
つい先日は、お茶のお稽古だった。
今月は、お茶の世界ではお正月。
抹茶の新茶の時期ということで、
炉開きだった。
炉開きは、
茶室の炉を開いて、火を入れる時期でもある。
普段せわしなく生活していると、
いつのまにか季節が巡っていて、
ハッとさせられることがあるけれど、
お茶のお稽古に行くと、
季節が感じられ、ふと立ち止まることができる。
先日のお稽古では、
茶釜から上がる湯気と柄杓から落ちるお湯が
陽の光に照らされ、キラキラと輝き
それはそれは美しかった。
そのさまをできるだけ長く眺めていたくて
柄杓からお湯をそろそろっと落としてしてしまったほど。
毎回お稽古では、
普段の何気ない生活のなかにある、
大切ななにかを教えられるように思う。
わが家の庭の
椿のつぼみが開きはじめた。
西側の椿の木から
少しずつ咲きはじめる。
色合いはさまざま。
色が変わるさまを少しずつ楽しもう。
これからしばらく、家のなかでも
椿の花が眺められるのは嬉しいな。
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