葉と根も食べられる、はねにんにく
佐賀県産の「はねにんにく」をいただいた。
実は、はねにんにくという名を初めて耳にし、目にしたワタシ。
もじゃもじゃとした根、青々とした辛そうな葉がひょっこり。
はねにんにくとやらを目にしたとき、一瞬、ぎょっとした。
は(葉)ね(根)にんにくとは、
なんでも、発根発芽した状態で収穫したにんにくのことをいうのだそうだ。
軽石と沖縄サンゴを混ぜたなかで、一粒ずつ植えて育てているため、
根ごと食べられるのだという。
葉がでているのだから、さぞや胃にきゅぅっとくるような辛みがあるのだろう…
と、少し身構えながら、オリーブオイルをちょろりと垂らし、ホイル焼きにしてみた。
ホイルを開けると、まず、ふわりと甘みのある香りが鼻腔をくすぐった。
口にすれば、驚くほどに甘い!
それでいて、ねっとりとしていて、みずみずしい。
聞けば、
水を最小限におさえ、ストレスをかけて育てることにより、
甘みが増すのだという。
甘さにも驚いたのだが、なによりも、しゃきしゃきとした根の食感が印象的だった。
これにはやられた!という感じ。いやはや、クセになる食感。
そして、葉がなんと甘いこと。
にんにく特有の香りが強すぎないところも、いいね。
はねにんにく、こりゃ実に興味深い食材だ。
はねにんにくを使ったオリーブオイルも食してみた。
唐辛子いりのピリリと刺激的なオリーブオイルに、
甘みを含んだにんにくの香りが閉じ込められている。
蒸し煮にした野菜と茹でタコにかけてみたら、相性抜群!
生野菜にかけるよりも、断然蒸し(茹で)野菜が合うように思う。
それに、タコやえびにも!
こちらも、はねにんにく同様、にんにくの香りが穏やか。
いろいろなものにかけてみたが、
意外なところでは、塩昆布との相性がバッチリだった。
このオイルはいろいろな料理に合いそうだな…
よし、これからもいろいろと試してみようっと。